IT業界の労働形態として、自己裁量型という特徴があります。これは期日までに仕事を納入出来さえすればその働き方は問われないという考え方です。この考え方から言えば会社に出社しなくてもいいし、いつ仕事をしてもいいということになります。いつでもどこでも働くことが出来るという従来の働き方より自由なところがIT業界の特性でありメリットなのです。
しかし、IT業界は業界自体も若く世間的には一体どういった仕事をしているのだろうと見られることがまだ多いと思います。これだけインターネットやIT技術が発展しているにも関わらず、それらを制作し支えているIT業界はあまり知られていないのです。さらに、自己裁量型という労働スタイルが悪く捉えられてしまい、長時間拘束されて仕事をしなければならない、仕事が終わるまで休みがないなどの説が広まり就活生からはあまり評判がよくないこともあります。本来であれば自由に仕事が出来るというメリットがあるのにそれが上手く伝わっていない部分があるのです。
確かに業界自体は人手不足で労働時間が長くなることもありますが、これも職種によっても違いますが繁盛期とそうでないときの差が大きいことも上げられます。ですので繁盛期にはとても忙しくなることもあり大変ですがそれ以外では暇、ということもあるのです。また、システムメンテナンス系の仕事であると夜間や土日の勤務も多くなります。いつでも働けるとなるとこうした時間帯に働くこともあるのですが、女性が働くとなると少し敬遠されてしまうこともあるのかもしれません。
実際IT業界は女性が少ない業界なので、女性の声が通りにくく女性が働きやすい環境であるとは言いにくいかもしれません。しかし、こうしたことを変えていくのはやはり女性であったり、新しく業界に入ってきた人たちだと思います。様々な視点がなければ変わらないので、少しでも興味のある人は思いきってチャレンジしてみるのもいいと思います。
IT業界でスキルを身につけた後は、年齢関係なく独立というチャンスも広がるのがIT業界の良さだと思います。サラリーマンには定年がありますが、フリーランスの場合は自分自身で定年を決めることができるのです。
働くことに充実感を持ちたい人やフリーとしての活躍に興味がある方は、まず「フリーランス」とはどんなものかをチェックしてみるとよいでしょう。
参考資料はこちら⇒「フリーランスとは~エンジニアのためのフリーランス教本~」